三度目に会った時に確信した。

あ、私この人の事が好きなのかもしれない

先に歩く彼の手を見つめてもどかしくなる。
手、繋ぎたいな…


でもそんな勇気なくて1人片思いなのかも


友達に言った条件全てを兼ね備えた人だった。
確かにパッと見そんなに格好よくはない。
初めて性格に惚れた。


もうさよならか…
車に乗って家に着いた瞬間凄く寂しくて顔を上げた。


そしたら彼が言い辛そうに

あのさ…



俺好きかもしんない!



突然だった。
そんな素振り一切見せなかったのに。

言われた瞬間驚き過ぎて大笑いした。


返事は直ぐじゃなくていいから。

でもあたしはそんなの気にせず嬉しくて

私も好きです!


返事が早過ぎて驚く彼だったけど直ぐに嬉しそうに


マジか‼早っ!


とか言い少し照れたように一瞬だけ私にキスをした。




部屋に戻って嬉し過ぎてにやけながら
彼と初めて会った日に買って貰った
ピンクのクッションに顔を埋めた。


告白されてこんなに嬉しかったのは初めてで
人生で1番幸せな瞬間だった。