それから数日
友達のお陰でなんとか
立ち直ってきた



可笑しな話しかもしれないが
私が辛くて泣いたのは
直樹に言えない罪悪感
直樹を裏切ってしまった罪悪感
それ以外の何物でも無い



だから年下の彼は
別に嫌いな訳ではなかった



凄く良い子なのは知っている
本当は凄く良い子なんだ

だから未だに信じられない

私の事が好きだと
素直で真っ直ぐなんだ


分かっているから
どうしても憎む事ができなかった