仕事終わりに来てくれたから
夕食を済ませて駐車場で
休憩をする。
彼が一服済ませると
彩織、改めて誕生日おめでとう!
見覚えのある水色の袋
取り出すと箱が二つある。
こっちがさおりのだよ
そっと開けると…
あれ?
ない??
そこには手紙が入っている。
直樹ったら(笑)
箱を開けて見ると
残念‼ハズレだよ~!
なっ‼
ハズレー??
じゃあこっちかな?
直樹の方の箱を開ける。
あれ?
なおきのしか入ってない…
もーお
本当にちゃんと見たのー?
なおきが笑いながら
さっきの箱を渡してくる。
えーなかったよー??
もう一度箱を開けると
そこには見覚えのない
ピンクの小さなハートの箱が
入っている。
あれ?
こんなのあったっけ??
はてなだらけの私はその
箱を開けて中から捜す…
ない…あ、あった!
やっとあった(笑)
すると直樹は
ほら、あったでしょ?
と笑いながら言った。
そして指輪を取って
私の左の薬指にはめた
俺結婚したい相手にしか
左にはめたくない
前に言った言葉を思い出す。
嬉しくて満面の笑みで笑った
直樹ありがとう…
そして私も彼の左の薬指に
指輪をはめた
長い長いキス…
こんなに幸せな誕生日はない。
本当にありがとう。