私の誕生日が近く。
梅雨真っ盛りである。



さおりは何が欲しい?
彼に聞かれる




私が欲しいものなんて一つ。




直樹はもう知ってるよ?





私がそう言うと彼は
少し考えてから

ニッコリ笑いながら





分かった!






そう、私が欲しいのは

ペアリング。







そんな会話から
着実に私の誕生日が迫る。


でも忙しい彼はいつ買いにいくんだろう?
休みの日は私と会うし
大丈夫かな?