BASKETBALL

「お疲れ様でしたぁ〜」

練習が終わるとシュート練習をしたり、みんな自由な時間を過ごしていた。


真二先輩は宏明先輩と一対一をしている。


バスケをしている真二先輩はすごく楽しそうでとてもいい顔をしていた。


真二先輩ってあんな顔するんだぁ〜


先輩の笑顔を見ているだけなのにすごくドキドキしてる自分がいる。


私はこの気持ちを紛らわせようと真美の方を見る。


真美も楽しそうな二人の姿を見て嬉しそうだ。


その時だった。


「ナミカ！！危なっ！！」



誰かの声がした。


ドカッ！！


よそ見していた私の正面から何かがぶつかってきて、私はそのまま床に押し倒された。


突然の事に私は何が起こったのかわからなかった。


シーンと静まり返った体育館。


「痛ぁ〜…」