結局、俺は欠陥を抱いたまま生きていかなければならないのだと、この心は一生治らないのだと、そう悟りました。


ずうっと、このまま。


こんなことなら心を解放しなければ良かったと後悔すらしました。

箱に閉じ込めたままなら、こんなふうに傷つくことも、寂しさに泣くこともなかったんだと思いました。

ありのまま俺らしく生きたいなんて偉そうなことを言ってたくせに、ちょっと優しくされるとすぐコレです。

俺が俺のままで生きるというのは
『そういうこと』のはずなのに、俺は何を思いあがっていたんでしょうか。


生まれ変わっても『俺』が『俺』であることに変わりはないのに。