好かれたかったし、

愛されたかったし、

怒られもしたかったし、

嫌われすらしたいと思いました。


とにかく人としての感情の全てを俺は貪欲にジンちゃんから搾取しようとしたんです。

でも、そんなわけにはいきませんよね。

ジンちゃんにはジンちゃんの世界というものがあるのですから。



そうして再び俺の心は壊れていきました。