【珍獣使い】の憂鬱

偽物ではなく本物だったから。

ジンちゃんの気持ちが上っ面だけの優しさではなく、本当の本物だったから。

それが俺の心に届いて、むずがゆくって仕方なくて笑うより仕方ありませんでした。


それから俺達はケーキを食べて、くだらない話をたくさんたくさんしました。

意味のない、本当にどうでもいい話。

俺にはそれまで仮の友達しかいませんでしたから、意味のない会話なんて時間の無駄だと思ってました。


だけどその時は時間なんて全然気にならなくて、ジンちゃんと出会って初めて友達の意味を知ったんです。