【珍獣使い】の憂鬱

胸がいっぱいになる、と、よく言いますが、それまで俺はそんな感情を味わった試しがありませんでした。


だけど、その時、確かに胸がいっぱいになったんです。


優しさに満たされて、嬉しくて嬉しくて、あったかい感情が胸の中にいっぱい広がっていきました。


俺の好きそうなものを、わざわざ選ぶ。

その…なんていうのか、俺のためにジンちゃんが時間を無駄遣いしてくれたことが、嬉しかったんだと思います。


俺のために用意されたケーキ。

俺のために選んでくれたプレゼント。