【珍獣使い】の憂鬱

こんなサプライズ、ジンちゃんにとっては当たり前のことだったのかもしれません。

でも、俺にとっては、それが初めての誕生日で、初めて…


生きてていいんだよ。


そう言われたみたいで、心を隠す鋼鉄の箱がガタガタと壊れ、心を縛る鎖がボロボロと腐り落ち、心をくるむ毛布がふわりと舞い、ひょっこり俺の心が顔を出しました。


それはとても小さくて頼りなく、初めての外にびっくりして震えていましたけど、嬉しそうでした。

「はい。これプレゼントです」

そう言ってジンちゃんが小さな紙袋を俺に差し出しました。