【珍獣使い】の憂鬱

本当に震えるほど怖かったんです。


その金棒で、いつかジンちゃんの心を殺そうとするんじゃないかって。


ジンちゃんだけでなく、養成所の連中は、みんな俺に優しかったです。

こんな冷血な俺にもいっぱい話しかけてくれて、不遜な態度をとっても、時に毒を吐いても、芸人志望の彼らは全てを『笑い』に換える力を持っていて、なんだって笑い飛ばしてくれました。


それって、すごいことだと思いませんか?


人を無条件で受け入れ無条件で許し、最後は笑って終わり。

そんなの俺、体験したことなかったですから。