それに俺の人生面白いことなんてひとつもなかったですから、笑ってみたかったんです。

作り笑いじゃなく、心の底から。

だから芸人の道を選び、そして、ジンちゃんに出会ったわけです。


これで俺の趣味が『女装』って意味がわかったかと思います。

俺のこと、可哀相だと思います?
俺はね、俺のこと可哀相なんて思いません。

そりゃあ、辛かったし苦しかったし、死にたいと思ったこともあります。

でも、結果出会えましたから。

こういう人生を歩んだおかげで、ジンちゃんや、仲間達と出会えましたから。

だから、これは悲しいお話なんかじゃなくて、そういう人生があって今の俺がいて…っていう、そういう報告に過ぎません。

それに俺の本当の苦悩はこれから始まりますので、泣くのはもうちょっとあとにしていただけますか。


読むのもそろそろ疲れたでしょう。

今日はこのへんで終わりにしますね。