【珍獣使い】の憂鬱

「だめじゃないの。そんな汚い言葉使っちゃ」

「うるせえな。あんたがおれをかってに女にして、かってに男にもどしたんだ。
なんで、はじめから女の子にうんでくれなかったんだよ!」


そしたら俺は、こんなに苦しい想いをせずに済んだのに。


母親は全く取り合ってくれませんでした。

夜には父親が帰ってきて、そのことを母親から聞き、俺に説教をたれました。

ショックでした。

母親はあんなだけど、父親ならわかってくれると、俺のことを理解してくれると、そう信じていたからです。