相方という存在は、まあ一般的には夫婦だとか恋人だとかっていうふうに表現され、実際コンビ間の空気はそういうものだと思っています。

でも、俺はソレを望んではいませんでした。

芸人としての自分と、楡川夏という個人としての自分を、きっちり分けたかったですから。

分けたかったということは、今は分けれてないってことです。


バカな珍獣のせいでね。


要は、仕事とプライベートは別よ、って。そういうことです。
そして、俺はそれを相方にも望んでいました。


仕事の時にはコンビとして仲良くやるけれど、プライベートでは放っておいて欲しかったし、放っておきたかったんです。

他人に干渉も関与もされたくないし、その逆もまた然りです。