【珍獣使い】の憂鬱

「お前ねえ、ばっかじゃないの!ほんとに!
お前みたいなバカ見たことがない。

俺は…俺は、ねえっ。

試したんだよ?騙したんだよ、お前のことを。

だから、だから…っねえ、悪くない。お前はぜっんぜん悪くなくて…
俺がねえ、人を信じらんな、いの、がわるいの。だから…だから…だから、ねえ、」



涙が、あとからあとからこぼれてきて、情けない格好悪いって、そう思いながらも感情を抑えることが出来なくて、

なんで俺はこうなんだろう、

なんで俺は素直に人を信じられないんだろうって、

悔しくて悲しくて、どうにもなりませんでした。