【珍獣使い】の憂鬱

帰るのかと思ったらジンちゃんはコンビニで懐中電灯を買い、また川へと戻り、水面を照らしながら嘘の指輪を、ずっとずっと、本当にずーっと、頭がいかれてるんじゃないかと思うくらい、ずっと探し続けていました。



そして、俺はそれを、ただ、ずーっと眺めていました。

もういいよ。とは言いませんでした。

遠くから、ジンちゃんにバレないように、ただただ眺めているだけでした。


そして翌日、ジンちゃんが俺に言いました。