【珍獣使い】の憂鬱

完全なる嘘です。

ジンちゃんが本当に俺のことを信じて、本当に俺のことを相方として大切に思ってくれているのかどうか。

それを知りたかったんです。


俺は用があるからと言って、先に帰るフリをしました。

そしてジンちゃんのあとをつけました。

ジンちゃんは言葉通り、その足で川へと向かい、絶対に落ちていない指輪を探しだしました。


俺はこの時のことを思い出すと不覚にも涙がでます。