【珍獣使い】の憂鬱

「なんで!?ねえ、なんで?お前は…

なんでそう、バカみたいに優しいんだよっ。

俺のことなんか、俺なんかねえ、ほっとけばいいんだ!

俺なんか、こんな女装が趣味の変態だし、人間不信だし、お前の…ことだっ、てねえ、いまだに信じられねえの!

だから、だからねえっ、もうほっといてよっ」



ぐすぐす泣きながらそんなことを言う俺に、ジンちゃんは静かに静かに言いました。