【珍獣使い】の憂鬱

なんで女装してんのか、とか。

なんで養成所に来ないのか、とか。

なんでメールの返事をよこさないのか、とか。

なんで電話にでないのか、とか。


「風邪ひきますよ。ほら、行きましょう」


俺はそのジンちゃんの優しい言葉が、もう本当に苛立たしくて、伸ばしてきたジンちゃんの手を思いっきり振り払いました。


また性懲りもなく感情が暴れだし、俺は機関銃のようにまくしたてました。