「…!?」 僕の目の前では、あり得ない事が起こっていた。 なんと、今の今まで猫の姿をしていたのが光によって人間に早変わりしたのだから。 「はぁ〜…!?」 「…まったく。いちいち騒がしい人ね。」 猫…いや彼女は、長くてピンクがかった茶髪を整えながら言った。 「私の名前は恋川 青葉(コイカワ アオバ)」 青葉…。 「よろしくね、蔦谷くん。」 彼女…恋川は表情を変えずにそう言った。