「ところで猫さん?」

「…」


「あのー…」

ツンデレ猫は先程とは違う目でこちらを見据えてきた。


「吾輩は猫である」


そして、そう呟いたのだ。

顔には似合わないお茶目とも言い難い言葉。

「…は??」


「いえ、なんでもないわ。」

「はぁ…そうですか」


なぜ猫相手に敬語になる、自分!!