『はい。ぜひお願いします。』迷いなんてなかった。
紙に携帯番号とメアドを書いて渡した。
仕事中携帯使用禁止だった。

『ありがとう。メールするから』彼が言った。
『はい。メール待ってます』
笑顔で休憩室から出た。

仕事は大変だったのに、気持ちは弾んでいた。一分一秒はやく携帯を見たい。そんな気持ちから、仕事にもやる気が出ていた。