で。その当日。
「こんにちは!!大毅のいとこの木下 楓です!!」
前に大毅に見せてもらっためっちゃ可愛い女の子が目の前にいる…。
「あ。福永 紗梛です。よろしくね」
「紗梛さんめっちゃ可愛いー!!」
「いや…楓ちゃんの方が数百万倍可愛いから」
私がそう言うと楓ちゃんはくるっと大毅の方を見た。
「…無自覚??」
「うん。コイツ自分が世界一可愛くないと本気で思ってるから」
「えー!!こんなに可愛いのに?!」
「うん」
だから!!可愛くないってば!!
大毅と楓ちゃんの話を聞きながら心の中でそう思っていた。
「んじゃ…こっち来てー」
「はあい」
私は楓ちゃんを連れて空の城の私の部屋に行った。
覚えてる??空の城…。
幹部以上の個室がある倉庫。

