んー…
なんか…得意なことないかな??
喧嘩…??
いやいや…
極道にでもなるつもりか?!
んー…
ソファでごろごろしながら考える。
「あ。紗梛ー」
「んー??どうしたー??」
呼ばれた大毅の方を見るとケータイをつきだされた。
その画面には可愛い女の子がいた。
「こいつ、俺のいとこなんだけど…」
「うん。めっちゃ可愛いね」
「彼氏とデートするから可愛くして!!って言われてさ…。助けてくんね??」
もう充分可愛いじゃん…。
「いつなの??デート」
「来週の日曜日だったとおもう」
「行く前にここ寄ってもらってよ。そしたらなんとかする」
「わかったー」
大毅がケータイをいじって、いとこに返信してるみたい。
んー…
髪をアップにして…巻いてみるか。
で。白のワンピースにジーンズ生地の上着をあわせて…。
鞄と靴も考えないとな…

