俺は溜め息を吐き、急いで待ち合わせ場所に向かった。

「はぁっ…っ、セーフ?」

俺だって、伊達にテニス部ではないらしい。

ギリギリ集合時間には間に合ったみたい。

すぐに辺りを見回して、彼女を探す。

自分でも不思議なくらいすぐに見つかった。

「あ、居た。」