王子様は生意気ルーキー?!<番外編?>

片手をついて、完全に逃げ道を塞ぐ。

「あのー…と、」

うぅー…やっぱり無理!

いきなり呼び捨てなんて、恥ずかしいし!

斗亜くんを見ることすら出来なくて、俯いてしまう私。

しばらくして、頭の上で小さな溜め息が聞こえた。

もしかして、呆れた?