「……馬鹿な坊やがいたものだ」 某長寿アニメの銀幕版でこんなことほざいた犯人がいたなーと思いながら、俺は動向を眺めていた。 「死ねぇぇぇぇぇぇっ!!」 海坊主がそういうと、海藻かぶった海坊主Bがゾンビのように現れ、赤いのの両足をつかみ海に引きずり込む。 なす術もなくとっさに目をそむける赤いの。 もう駄目だ……と思ったとき、突然海坊主Bの動きが止まる。 「ありがとうヒロくん。かっこよかったわよ」 奈緒子の優しい声がヒロの耳をかすめた。