鯖を読んでる転校生=社長!?

恐ろしい~。

「そろそろ帰る?」

玲奈と話していた佑希があたしに声をかける。

「そうだね、なんか結輪顔色悪いし」

「ほんとほんと」

2人があたしを心配そうに見る。

「え?嘘ぉ~??」

「夏バテじゃない?家でゆっくり休みなよ」

「そぅだよ!結輪なにかと忙しいし大変なんだから!!」

「何かあったら連絡してきなよ?いつでも助けるよ!」

2人はニコニコ笑ってくれた。

「ありがとぅ」

ほんとあたしは良い友達をもったなぁ。

「じゃ、またね~」

あたしたちはデパートを後にし、それぞれ帰路に就いた。

「あたしってそんなに顔色悪いかな?」

お店のショーウィンドーに自分の姿を映す。