鯖を読んでる転校生=社長!?

笹木さんが大きな扉を開けた。

そこには、笹木さんよりも全然若い男の人。

「お待ちしておりました。わたくし、吉一社長の秘書をしております、新藤翔(しんどうかける)と申します」

秘書!?

22歳くらいでしょ?

どんだけなの!?

「社長が書斎でお待ちです」

「しょ、書斎ぃーーー!!!?」

「はい。こちらへ」

あたしは息をのんで、案内される方へ進んだ。

長い廊下・・・。

「あ、あの・・・おトイレを・・・」

「はい、こちらです」

さっきから、我慢してたのよねー。