鯖を読んでる転校生=社長!?

「へぇ〜」

「キャッ!!!!」

光河の相槌と同時に光河に腕を引かれたあたし。

勢い余って光河の胸にダイブ。

睨み合う2人の男。

「お前に奪えるもんならやってみれば?」

そう言って光河はあたしに深い深いキスをした。

「んっ!!!」

旬の前なのに容赦はない。

くらくらして体の力が抜ける大人のキス。

「ちょっ・・・こぅ・・」

あたしは苦しくなって光河の胸をバシバシ叩く。

やっと光河が離れた。

あたしは呼吸を整えながら光河を睨む。

光河は意地悪な笑みを見せた。

面白がってる!この人!!!

「はぁ〜」

大きなため息。

「見せつけられるとかないわ〜」

そう言って旬は再びあたしを光河から自分の元へ引き寄せた。

「ぅわっ」

びっくりして思わず声が出てしまう。

「目の前であんな事されて、嫌がらせにも程があるよな」