鯖を読んでる転校生=社長!?

1人のメイドさんが時計を指さす。

「ほんとだッ!!あと30分しかない・・いただきますっ」

あたしは目の前のパンに手を伸ばして食べ始めた。

「結輪様、光河様は?」

執事の笹木さんがグラスにお水を注ぎながら聞いてきた。

「なんか、外で新藤さんと話してます」 

「そうですか」

笹木さん?

普通の返事だけどなんかそっけない感じ。

「あの・・・あの2人なんかあったんですか??」

気になるから思わず聞いてみた。

「い、いえ・・それは・・・」

え・・・。

なんでこんなに動揺してるんだろ?

「やっぱりなんか・・・・」

ガチャ・・・

あたしの言葉を遮るように光河が部屋に入ってきた。

「何ノロノロ食べてんだ?置いてくぞ?」