鯖を読んでる転校生=社長!?

とか言いつつしかっり目を瞑ったあたし。

「心配しなくてもキスは帰ってからやります」

「うっ・・・」

しまった。

あたしとしたことが、恥ずかしい。

光河はさえない眼鏡の奥から意地悪な笑みを見せる。

「結輪、お前もぅ外出るな。中に入れ」

光河がそっと耳元で囁いた。

「う、うん」

あたしは頷いた。

佑希と玲奈はもう自分の仕事に戻っていた。

あたしは光河と少し距離を置きながら中に入った。

それからはなんとかあまり騒ぎもなく午前中を終えた。

あたしは少し一人で休憩したくて保健室に向かった。

保健室は無人だった。

あたしはベッドにダイブする。

「はぁ~」

光河、格好良かったなぁ~。