鯖を読んでる転校生=社長!?

「・・・・・・・・」

あたしは顔を埋めたまんま。

「しゃあないな」

そう言って光河はあたしの横に寝転んだ。

優しくあたしの頭を撫でてくれる。

「昼から買い物行こう。好きなもん買ってやるから」

「・・・ほんと?」

あたしは顔をあげた。

「ほんと」

少し顔がにやける。

だから言われた一言。

「単純」

あたしは恥ずかしくなってまた顔を埋めた。

「ねぇ!これどう?」

お昼になると少し天気が良くなった。

約束通り光河とお買い物。

「うーん。結輪にはこっちかな」

今はあたしの服を選んでる途中。

少し早いけど秋物の服が出ていたから買ってもらうことにした。