鯖を読んでる転校生=社長!?

「結構終わりそうだな」

「まぁね」

案外貯まってなかったみたいで。

ほんと良かったよ。

これで遊びに行けるかな??

あたしは少し期待の眼差しで光河を見た。

「ん?・・・あぁ」

あたしの言いたいことがわかったのか、光河は目の前のミートボールに手を出した。

パクッ

「このミートボール美味し~・・・って何のこっちゃ!!」

いや、誰もミートボール食べさせてなんて言ってないし。

「あれ?違った??」

少し意地悪な笑みを浮かべながら言う。

「違うよ」

「じゃぁなに?」

なにって・・・お出かけだよ!!

なんて勢いよく言えるわけもなく

「い、いや、別に・・・」