鯖を読んでる転校生=社長!?

「なんで?」

「それは・・・」

「バイトが忙しいから?家族がいなくて苦しい生活してるから?」

「なんで・・・知ってるの?」

「俺はなんでも知ってる」

「・・・・それもある。ケド、付き合う気がないし、吉一くんのことそんな風には見れないから。今日会ったばっかりだし」

タイプじゃないのもあるけどね。

それはあえて言わないでおこう。

「今日会ったばっかりね・・・」

吉一くんは独り言のように呟いていた。

「まぁ、つき合ってるから。よろしくな」

「っだから付き合ってなんっ!!!」

またキスされた。