しーくれっとらぶ

それから雅紀先生は記者から聞いたことを全てあたしたちに話した。


記者の話は全部あたしの過去と一致していた。


『どうして………』


どうしてあたしのことを調べてるの……?

記者は何を考えているの……?


「やっぱりな……」


先生たちもあたしも状況が掴めないなか、聖夜だけが落ち着いた様子でいる。


「唯、記者の奴はお前の過去を記事にしようとしているんだ」


え……?