行為後、龍はあたしの隣に寝転がった。

そして、いつも寝る時みたいに腕まくらをしてあたしを抱き締める。


チュッ…―


そして何故かあたしの鼻のてっぺんにキス。


『ん……?』


あたしは閉じていた目を開けて龍を見た。


「めっちゃ好き…」


いつもの笑顔なのにどこか切なそうに見える龍。


『…うん…あたしもだよ…』


あたしはそう言って龍の首に腕を回してギュッと抱きついた。


「…もう絶対離さんから…」


その言葉と共にあたしを抱き締める腕の力が強くなる。