しーくれっとらぶ

「唯、なにボーっとしてんだよ」


部屋の隅で1人で座っていると隣に拓魅がきた。


「珍しいな、唯が打ち上げとかで騒がねぇなんて。なんかあったのか?」


その時トイレに行っていた亜紀が戻ってきた。


「本当唯どうしたの?」


亜紀と拓魅が両側から心配そうに覗き込んでくる。


『…さっきね…買い出しに行った時に、smashのイベントがあってたんだ』

「え!?じゃぁ龍君に会ったの!?」


亜紀の言葉にあたしは首を横に振った。


『慎君に会ったんだ……』


そしてあたしは2人に慎君が言っていたことを話した。