しーくれっとらぶ

『ねぇ戻った方が…「さっきの奴なんなわけ?」


慎君はあたしの腕を放し冷たい目であたしを見た。


「もう新しい男かよ!?」


声を荒げてそうあたしに問い掛けてきた。


『え…?』


意味のわからない展開にあたしは何を答えたらいいのかわからなかった。


「なんでそんな切り替え早ぇんだよ!なんですぐ次の男とかいけんだよ!」


慎君の声は怒りに満ちていた。
あたしは何を言われているのかわからなかった。

どうして今慎君がいるのか、どうして慎君がこんなに怒っているのか全くわからなかった。