『はぁー……。』 あたしはため息をついてそのまま階段に腰を下ろした。 亜紀たち絶対に変に思ったよね。 京なんてあたしが絶対に関わりそうにないタイプだし…。 あたしは教室に帰ることも面倒臭くなってそのまま屋上に向かった。 キーンコーンカーンコーン…― ちょうど屋上に着いた時に授業の始まりのチャイムが鳴った。 あたしはフェンスに寄り掛かって座り、秋の空を眺めながらまたため息をつく。