「あ、ごめんなぁ。俺が家に呼んだのにほったらかしてもうたι」


龍はそう言って読んでいた雑誌をテーブルに置き、かけていた眼鏡を外した。


その姿もまた格好よくて、つい見とれてしまった…(笑)。


『ううん…、全然平気♪』


あたしはそう言って龍の近くに寄った。

龍はあたしの肩に頭を乗せて寄り掛かってきた。


「唯~…。」


龍は甘えたような声であたしの名前を呼んでくる。


『ん?なーに?』

「んー…。」


龍はそう言って黙り込んでしまった。