布団に入るなり、あたしは龍にピタッとくっついた。
龍はそんなあたしをギュッてしてくれた。


「なんか可愛ぇ♪」


龍の嬉しそうな声が聞こえる。


『龍?』


あたしが龍を見上げると、龍はフッと微笑んだ。


「なんかな、唯がこうやって俺にくっついたり、唯にギュッて抱き付かれるとな、なんか…唯に頼られてるっていうか、なんっちゅうか…嬉しいねん♪」


龍はそう言ってあたしの頭を撫でた。