『いや~…ιι …その…彼氏に― 会ってきたのっ…』 あたしは梨華さんならと 本当のことを言った。 「唯ちゃんの彼氏って…」 その一言で バレてしまったようで 驚いた表情で あたしを見る梨華を見て 勘が鋭いなと少しだけ 感心した。 しかし梨華さんから 返ってきた言葉は 意外な言葉だった。 「沖縄の人だったのー!?」 え…―ι? 「どんな人なの♪? もしかして、 今日の大会に出てた?」 梨華さんは 勝手に話を進めて あたしに詰め寄ってくる。