しーくれっとらぶ

「せやけどな、
ほんまにサク『わかった。』



『わかったよ…。





サクラさんとは何にもないんでしょ??』




あたしは顔を上げて、龍の目を見た。




「信じてくれんの…?」



龍は不安そうに聞いてくる。
そんな龍にあたしは笑顔で答えた。



『信じるよ。



龍は嘘つかないもん。』



「ほんま…?」



『うん。信じる。』




あたしのその言葉を聞いた龍は安心したように笑った。



「よかったわぁ…。





もう俺嫌われた思たわ。





ほんまごめんな。」






『ううん。』




あたしはそう言って龍の胸に顔を埋めた。

安心して涙が出そうだったから。