そして、昼休み。
図書室に行くとまだ誰もいなかった。
あたしとミキトは違うクラスだからミキトは遅れてきた。
「あむちゃん?あむちゃんからの呼び出しって初めてだねー。どうしたの?一緒にご飯、食べる?」
「ううん、あんまり食欲ないからいい。」
「…うん?じゃあどうしたの?」
「あたしと別れて。」
「…え?何で?僕の事嫌い?」
「嫌い。大嫌い。ミキト重いし。ぶっちゃけうざかったんだよね。じゃ、サヨナラ。」
……ひどい言い方、しちゃったな。
その後アタシは椎香ちゃんに別れたと言った。
すると椎香ちゃんはやっぱり満足気で。
謝ってはくれなかったけど暴力はもうふらないと言ってくれた。
ミキトと別れたショックより椎香ちゃんへの感情の方が強いアタシはミキトの事ホントに好きだったのかな、なんて思う。