は?え?


声も姿も私。


嘘でしょ?夢?


まず、私は華音の家


出て…


お母さんにめーるを


送ろうとして…


分かんない。


覚えてない……


何で!?


で、ここはどこ?


やっぱり夢?


「うふふ。困惑


してるみたいね?」


私の姿をした


「誰か」が私の


声を出して喋る。


「ここはどこ!?


あなたは…わっ


私の姿をしたあなた


は誰?」


「うふ。そりゃ


山ほど聞きたいこと


あるわよね?」


私は目の前の


「誰か」の言葉が


聞こえてなかった。


私の声が……


「和美ちゃん」の声…


…だったから。


少ししか聞いたこと


ないけど、


低くて、ちょっと


ハスキーで…この声は

和美ちゃんの声..


「あっもぅ気づいちゃった?

まあコレ見たら一目瞭然

ってね?」


何かの台の上に


寝ている私によく


見えるように「誰か」


は鏡で私の顔を映した