ポツンポツンっと空からはつめた雨が降ってきた。 周りにはカップルが腕を組んで街中を歩いている。 その中には君の姿もちゃんとあった。 携帯を耳にあてたままその場に立っていた。 こんなにも近いのに君との距離が遠く感じる。 「拓真…」 今にもかすれた声で大好きな人の名前を呼んだ。