涙恋ーナミダコイー




と満足そうな笑みを私に見せる。


「わかりました…今日中に誘って見せますからね」


ついつい新君に対して抵抗心が芽生えていた私は勢いで頷いた。


「ま、精々頑張れよー」


ひらひらと手を振りながら自分の席へと戻る新君。


その様子をただジッと見ていたういが


「ねえ、結衣あいつもしかしてわざと誘うようにそむけたんじゃない?」


と、言ってきた。


「え、そんなわけないよ。考えすぎだってば」