「おはよう、うい」 まー…そこはあえて触れないでいてあげようじゃないの。 「なになに?朝からテンション低くない?」 あんたのテンションが高いだけじゃん。 「いつものことだよ」 「いつもね…あー、またか」 ういは私の前を歩いている拓真に気がついたのか納得したような瞳を私に向けてきた。 「あいつ…こんな可愛い彼女が居て他の女と仲良く登校なんていい度胸してんじゃないの…」