てっきり、喜んでくれると思ってた……。 私よりも、美人でスタイルもよくて…そんな完璧な人が奥さんになるのだ、嬉しくない方がおかしいよ? 「確かに、九条さんの家に行った。けど、結衣が考えてるような疾しい事なんて何もない。現に行く時は必ず旦那さんいたし」 次から次へと拓真の口から出てくる言葉が私にはなかなか理解することが難しい…。 「え?え?」 「結衣、今日が何の日か覚えてる?」 「今日……?」